屋根塗装の必要性
メンテナンスを怠ると
屋根塗装の必要性を考えると屋根は日中、高温や紫外線にさらされて
建物で一番厳しい条件下にあります。また雨や風、砂ほこり等の影響で
更に厳しく汚れやすい状態にあるのです。トタン等の金属製の屋根は
日中の高温で伸縮します。塗装の膜が活きているうちは問題ありませんが
5年以上経過すると塗装膜が枯れて来るので鉄板の伸縮に追従出来なく
なり塗装膜が割れ始めてしまい塗膜剥離が始まります。このまま放置
してしまうと錆が発生し腐食していってしまうのです。
塗装は必要に応じて
外壁塗装工事等を実施する時に、傷んでいない屋根を美観優先で一緒に
塗装してしまうのは問題があります。外壁が綺麗になれば屋根も綺麗に
したくなるのは当然ですが、塗装工事での美観は副産物的なものであり
本来の目的は建物の寿命を延ばすためです。過度な塗装替えは無駄に
塗膜を厚くしてしまい塗膜剥離を起こしやすくしてしまいます。汚れ
程度での屋根塗装は望ましいとは言えません。外壁塗装工事のついでに
屋根塗装を施してしまうのは考えものです。塗装業者とよく相談の上
決定しましょう。
塗装膜の剥離
塗装リフォーム等を1度も施していない製造時の塗装膜の場合、塗膜剥離
が起きるケースは少ないようです。このような場合、塗膜が剥がれて
いないのに錆が発生してくることが多く、その原因として夜露や雨水が
浸透してしまっている事が考えられます。塗膜が劣化して撥水性がなく
なってしまっている訳です。塗膜剥離は数回、塗り替えた金属製屋根で
よく見られます。塗膜が剥離してトタンの地肌が露出していれば塗膜劣化
が原因になりますが再塗装の塗膜だけが剥がれた場合は旧塗膜との密着
の問題です。チョーキングが起きている塗膜にサンディングせずに直接
塗装すると、わずか数年で剥離してしまいます。